散歩道


安養寺

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四軒寺

 武蔵野八幡宮の辺りは、寛文元年(1661)小石川の吉祥寺火事による門前住民の移住とともに四つの寺も移り四軒寺と呼ばれる。八幡宮の隣に安養寺、五日市街道を渡った向い側に「たんす地蔵」で有名な光専寺、その南側に「厄除け日蓮」の蓮乗寺、その東隣に月窓寺がある。

安養寺

真言宗豊山派、「多摩新四国八十八ヶ所」の第一番札所、ご利益は諸願成就、延命長寿
 五日市街道沿いの武蔵野八幡宮横の消防所脇に参道があり、五月には牡丹が咲き誇る。門近くに六地蔵や武蔵野市郷土資料の庚申供養塔が並ぶ。また、並んで立つ念仏車は一周回すと経文一巻唱えたのと同じご利益があるといわれる。
 門内に入った右手にある梵鐘は武蔵野市指定の市重宝である。

安養寺の庚申塔

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甲辛供養塔

 この庚申塔は、代官野村彦太夫により吉祥寺新田村の検地を受けた翌年の寛文五年(1665)十二月に建てられ、旧北多摩郡では最古の庚申塔である。(寛文六年建立の庚申塔は小金井小次郎の墓地内、滄浪泉園内にある)碑の高さは117cm、幅39.5cm、厚さは13cmある。

 銘文には吉祥寺新田開発に関係の深い人達が刻まれ、特に女性の名が十数人も記されているのは珍しい。銘文中の「南無阿弥施仏」は「南無阿弥陀仏」、「甲辛」は「庚申」であろう。庚申塔は六十四回目(日、年)ごとに回ってくる「更新」の夜を供養する塔である。(武蔵野市教育委員会の案内板より)

安養寺の梵鐘

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梵鐘

この梵鐘は安永二年(1773)十月、当時の武州多摩群吉祥寺村の小美野源助が本寺に奉納されたもので、武蔵野市内に現存する唯一のものである。
鐘の身高は102.5cm、竜頭高は37cm、口径は69cm、駒爪厚は7cm。

梵鐘としては大きい方で、竜頭の二本の角は江戸期のものの特長をよくあらわしている。
鋳造した人は高橋甚右衛門尉藤原宣満といい、武蔵境の元鍋屋、高橋茂助氏の先祖で、鋳物師七之丞と呼ばれた人である。(武蔵野市教育委員会の案内板より)