散歩道


辛夷の碑

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辛夷の碑

 弁財天の西側、井之頭公園の池畔を巡る遊歩道の道端に石碑が立っている。これは「徳川三代将軍御切付旧蹟」という「井の頭」の名称の故事を刻んだ碑で、明治26年に深川水船組の寄進で建立された。
 ここにかって辛夷の木があったという由緒は、

「江戸名所図絵」によれば、 「寛永6年(1629)大将軍家ここに渡なし給い、深く此池水を愛させられ、大城の御許に引せらるべき旨釣命ありて、御手自池の傍なる辛夷の樹に、御小柄をもて井頭と彫付けたもう、是より後此池の名とす。其辛夷の木は大盛寺に収蔵す。」
と記されている。
 「井之頭」の三文字を刻んだ部位の辛夷の原木は、大盛寺収蔵後、焼失したらしい。また、その後に植えられた何代目かの木も近年枯れてしまい、今はただ、碑が昔日を偲ばせるばかりである。

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碑文の内容
「大猷院家光公様御手づから井之頭と御彫あそばされたる古むしの木是なり御切付の文字は今に宝物として内陣に秘蔵す  正三位勲一等子爵鳥尾小弥太敬書」



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